研究課題
基盤研究(B)
本研究は、幼児教育から小学校教育への移行を文化間移行として捉え、先行研究の展開を文献で捉えた上で、子ども、保護者、教師の文化間移行を以下の3つの研究を通して明らかにするものである。(1)幼稚園年長児5歳クラス3学期から同一集団の子どもが小学校へどのように入学し移行するかを保育ならびに教室観察と絵画と語りによる面接を縦断的に同一の子どもに実施することで、子どもの各時期の特徴を明らかにすることにある。また保護者への2回の質問紙調査によって、入学前と入学後で、親の意識の変容や不安や期待の質の相違を微視的に検討する。(2)人事交流制度によって幼稚園と小学校の教師の両方を経験した者を対象に、園と学校での教育観や指導観、具体的指導行為等における教師文化の差異、移行に伴っていかなる経験が教師においてなされているのかの面接調査を実施分析し、論文として発表する。(3)アジアにおける日本との比較文化研究として、台湾でも第1と同じ調査を行う。そして幼児教育のカリキュラムや制度改革と照らし合わせて検討する。
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