(1)研究の目的 本研究は、平成14年度から17年度にかけて科学研究費補助金を受けて、母親調査・父親調査・保育者調査・施設調査を総合的に実施した「保育・子育てに関する全国3万人」(「男女共同参画社会を支える地域子育て支援に関する学際的基礎研究」課題番号14310123、以下第一次調査)の成果と課題を引き継ぎ、第2次調査を行い、経年比較を含めた総合的検討を行い、今日の格差社会状況における、子育て支援のあり方と保育者の役割について総合的に検討する。 第2次調査は次のような内容で実施する。 (1)主調査1-保育園・幼稚園の保育者調査. (2)主調査2-主調査1に該当する保育園・幼稚園を対象とした各施設調査及び該当する自治体調査。 (3)副調査1-父親調査と母親調査の経年調査を実施。 (4)副調査2-子育て支援の届かない家庭とのつながりについて、特定地域でのアクションリサーチを実施する。 (2)研究の組織 研究代表者村山祐一が全体を統括し、以下の研究分担者・連携研究者によって役割分担を行い取り組んでいる(順不同)。 *奥野(杉山)隆一・鳥取大学・地域学部・教授-調査対象のサンプリング、保育者調査及び自治体調査の項目作成と分析・まとめ *諏訪きぬ・明星大学・人文学部・教授-父親・母親調査の項目作成と分析・まとめ、 *戸田有一・大阪教育大学・教育学部・准教授-父親・母親、保育者調査の項目作成、データ解析、分析とまとめ *渡邉保博・静岡大学・教育学部・教授-保育者・施設調査の項目作成と分析・まとめ、 *神田直子・大阪千代田短期大学・幼児教育科・教授-父親・母親調査の調査項目作成とデータ解析・分析とまとめ *大宮勇雄・福島大学・入間発達文化学類・教授-施設調査の分析とまとめ *山本理恵・愛知県立大学・教育福祉学部・准教授-父親・母親調査の調査項目作成と分析・まとめ *望月彰・大阪府立大学・人間社会学部・教授-父親・母親調査と自治体調査の項目作成と分析・まとめ *神谷哲司・東北大学・教育学部・准教授-保育者調査の項目作成とデータ解析、分析・まとめ *石野陽子島根大学・教育学部・講師-父親・母親調査の調査項目作成と分析・まとめ
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