研究分担者 |
岩橋 恵子 志学館大学, 人間関係学部, 教授 (70248649)
小野田 正利 大阪大学, 人間科学部, 教授 (60169349)
藤井 佐知子 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (50186722)
服部 憲児 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (10274135)
園山 大祐 大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (80315308)
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研究概要 |
本研究は,フランスにおける教育の質的保障と機会の均等について,教育システムがどのように発展してきたか,その構造と実態について共同研究することを目的とする。 近年,フランスでは,学校教育の大衆化と学歴インフレによる雇用差別という社会問題が教育学研究者から注視されている。こうした社会的な排除と包摂の構造的問題は,先進国に共通した問題として日本の教育研究にも意義深いものである。 そこで,初年度は,フランスから研究者を招聘し,その全体像を明らかにし,研究分担者の共通認識の基盤づくりを行った。なお,本招聴研究者のまとめは,フランス教育学会の紀要に翻訳掲載し,広く成果を公表することにしている。 また,日本の政治社会学者を招き,フランスの共和制原理と社会統合のメカニズムについてもレクチャーをいただき,共和制の社会統合原理について整理を行った。 その他,海外調査を行い,郊外問題,学校外教育,海外県の貧困問題などについて調査を進めた。 次年度は,個別テーマの分析をさらに深めつつ,フランスから今一度,専門家を招き,これら社会的排除と包摂の原理について整理することにしている。
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