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2007 年度 実績報告書

高度情報化社会に最適化させたリテラシーを保証する国語科授業実践創成システムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19330198
研究機関群馬大学

研究代表者

中村 敦雄  群馬大学, 教育学部, 准教授 (60323325)

研究分担者 藤森 裕治  信州大学, 教育学部, 教授 (00313817)
入部 明子  つくば国際大学, 産業社会学部, 准教授 (10265233)
足立 幸子  新潟大学, 教育人間科学部, 准教授 (30302285)
奥泉 香  日本体育大学, 女子短期大学部, 教授 (70409829)
キーワード国語科教育学 / リテラシー
研究概要

初年度(平成19年度)にあっては,以下の研究に従事し,成果を得た。成果については,一部公刊されたが,残りについては,次年度中の公刊を目ざしている。
1 先行研究文献による基礎研究 各国で研究が推進されているリテラシー論やその関連分野に関する先行研究文献にあたり,リテラシー論における基礎的な領域に社会文化的な問題意識があり,アプローチとしては,社会構成主義の影響を多大に受けていることが明らかになった。
2 先行研究文献による教材論研究 各国で使用されている教科書をはじめとした各種教材を対象とした実態調査を行った。教材にあらわれた教科内容の特徴や指導(学習)方法論を析出するとともに,その国ごとのナショナルカリキュラムとの関連や言語観・教育観との関わりを含めた総体な特徴について考究した。
3 諸外国における実態調査 アメリカ合衆国・イギリス・オーストラリア・スペイン・ニュージーランドにおける小・中・高等学校,さらには教員養成を行っている大学などにおいても実態調査を実施し,それぞれの教育環境、教育条件・教師・教材・教育方法・評価などの具体的なあり方について現地調査を行った。また,現地専門家との意見交流を行い,教育現場において可視化されない部分についても議論を行い,高度情報社会に最適化させたリテラシーにとっての必要十分条件としてどのような事項に留意が必要か検討を行った。
4 わが国における新たなリテラシー実践に関わった各種提案 以上の成果などを踏まえ,PISAへの対応を含めたわが国の国語科としての対応の可能性について,バタフライ・マップ法やリーガルリテラシーなどといった具体的な提案を行った。また,新学習指導要領に関して,その特徴である「社会生活」や「言語文化」を具体化させるうえでどのような教育的インフラストラクチャーが必須であるか,本研究としての従来の成果に照らして考察を進めた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] PISA型読解力を育成す読書指導ができる現職教員研修プログラムの開発と実践2007

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子, 他4名
    • 雑誌名

      日本教育大学協会研究年報 26

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 2010年までに必要な国語力2007

    • 著者名/発表者名
      入部 明子
    • 雑誌名

      日本語学 第26巻第9号

      ページ: 34-43

  • [雑誌論文] 多種多量の情報を、活用しやすいように分類整理・再デザインできる力を2007

    • 著者名/発表者名
      奥泉 香
    • 雑誌名

      教育科学国語教育 682

      ページ: 17-19

  • [学会発表] PISA型読解力育成の授業づくり2007

    • 著者名/発表者名
      中村 敦雄
    • 学会等名
      日本国語教育学会全国大会
    • 発表場所
      筑波大学附属中学校
    • 年月日
      2007-08-03
  • [図書] バタフライ・マップ法-文学で育てる<美>の論理力-2007

    • 著者名/発表者名
      藤森 裕治
    • 総ページ数
      178
    • 出版者
      東洋館出版社

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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