• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

PISA型学力としてのコンピテンシー育成を目的とした統合カリキュラムの理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330199
研究機関上越教育大学

研究代表者

小林 辰至  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90244186)

研究分担者 磯崎 哲夫  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90243534)
丹沢 哲郎  静岡大学, 教育学部, 教授 (60272142)
國宗 進  静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
大谷 忠  茨城大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
日野 圭子  宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70272143)
二宮 裕之  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40335881)
キーワード算数 / 数学 / 技術 / 理科 / ものづくり / 統合カリキュラム / PISA型学力 / 科学技術
研究概要

理科・技術・数学を統合したカリキュラムが目指す人間形成の理念を「豊かな感性と確かな学力に裏付けちれた「変化に対応する力」「経験から学ぶ力」「批判的立場で考え、行動できる力」を身につけた、良き民主主義社会の形成者」として捉えるとともに、学校教育の目的と役割を「21世紀の科学技術社会に生きる将来の市民育成のための学校教育(将来の科学者・技術者もまた市民である)(将来の政策決定者もまた市民である)」の視点で理論的検討を加え、21世紀型の新しいカリキュラムを構築する理論的枠組みと試案を開発・実践した。
カリキュラムを構築する理論的枠組みの検討は、理科・技術・数学の各教科それぞれの目標と照らし合わせて教科固有の資質・能力と共通する次の6つの資質・能力((1)問題解決とデザイン(探究プロセス・数学的プロセス・デザインプロセス)、(2)意思決定能力、(3)コミュニケーション能力、(4)調和と制御に関わる知識・理解、(5)感性、(6)システムの調和と統制に関わる知識・理解)として捉え、これらを育成するための「内容選択の原理|と「活動導入の原理」を策定した。
開発したカリキュラムの一つ、新潟県三条市立下田中学校・長沢中学校・荒沢小学校の「ものづくり学習領域」として実践され、児童生徒に理科・技術・数学が相互に密接に関わっていることを理解させることができる等、PISA型学力の育成への有効性が示唆された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 中学校技術・家庭科技術分野における「生活を工夫し創造する能力」の観点に基づく「rubric」のデザイン2010

    • 著者名/発表者名
      山崎貞登, 他
    • 雑誌名

      日本教育大学協会研究年報 28

      ページ: 1-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Four Question Strategy (4QS)を用いた仮説設定の指導が素朴概念の転換に与える効果-質量の異なる台車の斜面上の運動の実験を例として-2010

    • 著者名/発表者名
      小林辰至, 他
    • 雑誌名

      理科教育学研究 50(3)

      ページ: 67-76

    • 査読あり
  • [雑誌論文] W型問題解決モデルに基づいた科学的リテラシー育成のための理科に関する一考察2009

    • 著者名/発表者名
      小林辰至, 他
    • 雑誌名

      理科教育学研究 50(2)

      ページ: 39-50

    • 査読あり
  • [学会発表] 中学校技術科の材料加工学習における科学教育との接点2009

    • 著者名/発表者名
      大谷忠・小林辰至, 他
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会
    • 発表場所
      埼玉大学
    • 年月日
      2009-11-28
  • [学会発表] 「情報とコンピュータ」におけるスタンダード準拠評価を活用した教育実践と評価事例集の開発2009

    • 著者名/発表者名
      山崎貞登, 他
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会
    • 発表場所
      新潟大学
    • 年月日
      2009-08-23
  • [備考]

    • URL

      http://www.juen.ac.jp/scien/kobayashi_base/kobayashi.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-11-04  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi