研究課題
2008年度は、2009年度の8月17日と18日に、早稲田大学の国際会議場で開催される大学レベルの経済学教育の国際比較に関する国際シンポに向けて、大学生の経済学理解カテストを実施し、そのデータの収集を行った。また、この1年間をかけて、この国際シンポに参加し、論文の執筆と報告をお願い出来る研究者の人選を行った結果、米国、韓国、台湾、英国、フィリピン、ニュージーランドから招聴者を選別出来た。研究成果の報告としては、まず、韓国経済学教育学会の夏季会議(晋州)に、山岡、浅野、樋口が参加し、日本の経済教育の歴史と現状に関して8月28日に慶尚大学で報告し、両国間で情報交換を行った。ニュージーランド学会が早稲田大学で8月15日に開催した国際会議では、海外研究協力者のワイカト大学のスティーブン・リム教授と共に、日本とニュージーランドの大学生の経済理解力テスト(TUCE)の国際結果について、山岡と共同報告を行った。さらに、米国のミシシッピー州バイロクシで開催された米国経済教育協議会の年次総会では、TUCEの分科会を開設し、浅野と海外研究協力者のケン・レベック教授が、日米のTUCEの結果に関して、また山岡とリム教授が、日本とニュージーランドの結果に関して、韓国からの研究者と共に報告をした。2009年1月6日に米国のサンフランシスコで開催されたアメリカ経済学会経済教育委員会主催の国際シンポでは、浅野、阿部、山岡が日本から参加し、日本の高校生と大学生の経済教育の現状と問題点に関して、様々なデータを用いて分析し、その結果を報告した。この論文の要約版は、会議に参加した英国、韓国、オーストラリアの研究者による論文と共に、米国の学会誌であるJournal of Economic Educationに掲載される予定である。
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『経済教育』経済教育学会 第27号
ページ: 34-41
The Roles of New Zealand and Japan in the Asia-Paoific : From standpoints of Security, Economy and Cultural Exchange, 論創社 Part 2, A
ページ: 123-137