研究課題/領域番号 |
19340027
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研究機関 | 広島国際学院大学 |
研究代表者 |
大塚 厚二 広島国際学院大学, 情報デザイン学部, 教授 (30141683)
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研究分担者 |
畔上 秀幸 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (70175876)
角 洋一 横浜国立大学, 工学研究院, 教授 (80107367)
西村 直志 京都大学, 情報学研究科, 教授 (90127118)
廣瀬 壮一 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (00156712)
伊藤 弘道 群馬大学, 工学部, 助教 (30400790)
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キーワード | 数理工学 / 応用数学 / モデル化 / 関数方程式論 / 破壊現象 / 最適設計問題 / 数値計算 |
研究概要 |
研究の目的は、破壊現象の数理モデル、形状感度解析等を対象とした一般J積分の理論を完成させること、そして工学における理論研究者と日常的に交流を持てる研究交流の場を構築し、研究交流の対象を海外に拡張することである。本科研による研究集会等を次に列挙する。今年の研究の特徴として、数学研究者を中心とする研究集会(6)とフランスパリ第6大学でのFreeFem++プロジェクトと応用数理学会研究部会「特異性を持つ連続体力学」との連携を再確認(5)したことである。 1.第58回理論応用力学講演会でオーガナイズドセッション「破壊力学の理論とその応用」(2009/6/9)を廣瀬教授(分担者)・大塚(代表者)が開催し、講演11件を実施できた。 2.日本応用数理学会で「破壊の数理とその周辺」(2009/8/18)を開催し、講演数7件があった。 3.科研による研究集会CoMFoS09(2009/11/21-23)を湘南国際村センターで開催し、10件の講演があった。 4.応用数学合同研究集会(2009/12/17~19)の運営に参加した。 5.研究部会と連携するフランスパリ第6大学J.L.Lions研究所のプロジェクトFreeFem++のリーダーであるF.Hecht教授を招き、電気通信大学及び京都大学での講演、そしてプロジェクトの最新情報の教示などがあった。招聘期間は2010/1/20~27日(飛行機の搭乗時間を除く)。 6.科研による研究集会「変分法と領域摂動」(2010/2/11~13)を開催し、招待講演8件を含む19件の講演があった。また研究成果としては、大塚・木村正人(九州大学)による「一般J積分の理論拡張に関する共同研究」について結果を得られるようになり、大塚・畔上による「一般J積分の最適形状問題への適用」については数値計算例が得られるなどの展望が開けてきた。
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