研究課題
本研究課題は,マントルウェッジ前弧側由来のかんらん岩を構造地質学的に解析することによって地震学と実験物質科学から提案されているマントル流動モデルを検証し,マントルウェッジのダイナミクスに新知見を与えることを目的とする.平成20年度はマントルウェッジの背弧側,火山フロント,前弧側,海溝からそれぞれ採取されたかんらん岩の構造解析を進めた.その結果,日本列島の土台となっているマントルウェッジの最上部マントルは,海洋プレートのものと類似した構造をしていることがわかった.さらにテクトニックセッティングによって固有の改変を受けていることが明らかになった.これらの研究成果について,平成21年度以降に論文としてまとめていく予定である.
すべて 2008 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (16件) 備考 (1件)
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http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~sekmich/