研究課題
基盤研究(B)
琉球弧北部のトカラ列島における火山活動の実態解明を目的に,ドレッジを用いた海底調査を実施した。海底より回収された火山岩類は,海面下にも第四紀火山活動が広く分布していることを示す。特に,海底カルデラ地形の近傍では,現地性流紋岩質軽石が確認でき,トカラ列島における巨大海底カルデラの存在を強く示唆する。火山岩類の地球化学的特徴から,北部琉球弧の火山活動や鉱床形成過程は,沈み込むフィリピン海プレートの形状によって支配されている事が判明した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件) 備考 (3件)
地学雑誌 119
ページ: 46-68
月刊地球 29
ページ: 561-569
http://yrg.sci.kumamoto-u.ac.jp/index.html