研究課題/領域番号 |
19350014
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
波田 雅彦 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 教授 (20228480)
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研究分担者 |
山邊 信一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00109117)
古賀 伸明 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (80186650)
鷹野 景子 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 教授 (00143701)
長嶋 雲兵 産業技術総合研究所, 計算科学研究部門, 主幹研究員 (90164417)
永瀬 茂 分子科学研究所, 理論分子科学研究系, 教授 (30134901)
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キーワード | QCLDB / 量子化学 / 計算化学 / データーベース / 文献検索 / 非経験的計算 / 文献収集 |
研究概要 |
本年度当初の研究計画に基づき以下のように研究活動を実施した。 (1)文献収集活動の継続:本課題の中心となる量子化学計算に関連する文献収集を実施した。2006年に発表された8,000件の文献を収録した。この収集された素データの精製作業を3月20日〜24日に岡崎市の自然科学研究機構分子科学研究所にて実施した。精製された文献データ2006年分は日本コンピューター化学会の特別号として出版する予定である。 (2)文献収集システムの改良:H18年度に収集システムの大幅な改良を実施した。文献収集結果をテキストベースのデーターとして通常のエディターで入力する方式からコンピューターネットワークを使ったサーバー・クライアント方式の入力システムに変更した。収集者に公開された初期バージョンは必ずしも使い勝手の良いものではなかった。本年度は、多くの試行錯誤や利用者の意見や苦情を考慮して改良を加えたバージョンを開発して収集作業に利用した。細かな点で未だ十分なシステムとはなっていないが使い勝手が大幅に改善された。また、収集者-査読者-精製作業間のデーターの移行や、収集・査読者の管理などの面でも幾つかの改良を施した。 (3)文献収集支援体制の確立:本年度も分子科学討論会の時期に合わせて、QCLDBの説明会を開催した。70名を超える教官・大学院生が参加した。QCLDBの重要性を説明して新たな参加者を募るとともに。新しいQCLDBの収集システムについての説明を行った。 (4)収集文献の厳選:分子の個性を重要視するQCDLBの基本方針に基づき収集する雑誌の選定を行った。収集に必要な予算や人材の不足から、必ずしも全く不必要とは言えない雑誌も不採用にせざるを得なかった。
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