研究課題/領域番号 |
19350014
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
波田 雅彦 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (20228480)
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研究分担者 |
鷹野 景子 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 教授 (00143701)
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キーワード | QCLDB / 量子化学 / 文献収集活動 / 文献データベース / 自動収集システム / QCDB / QCLDB II / 理論化学 |
研究概要 |
計算化学に関する豊富な情報を備えるQCLDBの従来の活動及びその成果を地道に継続させることが必須である。同時に、組織的改良を含めて活動を継続的に進行させるための安定なシステムを構築する必要がある。これらの観点から本年度は以下の活動を実施した。 (1)量子化学文献データーの収集・査読:昨年度の方針を踏襲して全国の大学の教官・大学院生の協力の下に収集・査読を実施した。データー件数は4000件以上。新収集システムは安定に稼動するようになっており、収集の自動化への道を一歩進むことができた。 (2)データー精製作業:今年度8月と3月にQCDBメンバーが集まってデーターの精製作業を実施した。この作業を年2回として1回の作業量を減らしたことは有効であった。 (3)データー公開:新収集システムになって以来、データーの公開が遅れていたが、今回の作業で2005年度、2006年度を公開し、2007年度の公開の目途が立ったことは今年度の大きな成果であった。 (4)講習会の開催:分子科学討論会の開催に合わせて、 QCLDBの講習会を実施した。 (5)自動検索システムの試作:データの自動収集は懸案であったが、本年度にそのためのソフトの試作品が完成した。次回の収集においてテストを実施する予定である。著作権を尊重し、電子データの不法アクセスにならぬように留意する必要がある。
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