研究課題/領域番号 |
19350104
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
大柳 満之 龍谷大学, 理工学部, 教授 (30213888)
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研究分担者 |
中沖 隆彦 龍谷大学, 理工学部, 教授 (90257824)
青井 芳史 龍谷大学, 理工学部, 講師 (70298735)
中野 裕美 龍谷大学, 理工学部, 実験講師 (00319500)
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キーワード | ナノ材料 / 無機工業化学 / 構造・機能材料 / 材料加工・処理 / 複合材料 |
研究概要 |
遊星ボールミルを用い、BN、Cの混合物を出発原料にMGにより、積層不規則構造をもつナノ粒子の作製を行った。遊星ボールミルには窒化ケイ素製のボールと容器を用い、酸素濃度を極微量に制御された高純度アルゴンで充填された真空グローブボックス中で粉体を容器に充填後、粉体の混合・破砕を不活性雰囲気で行うために、粉体を充填した容器を金属製オーバーポットに装着して密閉した。そのオーバーポットを遊星ボールミルにセットし、自転/公転比と回転数をパラメータに実験を行った。生成物の同定は、X線回折と透過型電子顕微鏡(高分解能像、電子線回折)により行った。 遊星混合用ポットに入れるボールの直径とポットの内径、ボールの重量と粉体の重量比、ポットの公転・自転速度とその比、混合時間などの混合パラメータから混合粉に投入されるエネルギーを計算した。メカニカルアロイ粉1gに対する投入エネルギーを主に試料とボールの重量比と混合時間を変数に計算し、これがHeガスを利用した粒子密度測定装置により測定するナノ粒子の密度や申請研究費で購入予定の比表面積測定装置で測定する比表面積に与える影響を調べた。また、これらの値が、パルス通電法による緻密化焼結のための焼結条件(焼結温度、焼結時間、加圧加重など)に与える影響を調べた。
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