| 研究概要 |
(1)主とする顔画像に対する構築するシステムは,大きく分けて,"顔に対する前撮影システム"と"撮影された画像に対する前処理","リアルタイム撮影システム"と"ビデオ画像に対するリアルタイム処理"に分けられる.
顔に対する前撮影システムでは,顔の3次元形状をプロジェクタを用いた縞投影法により撮影し,また線光源を顔面の前を左右に走査し,走査中の顔の光沢感の変化を逐次撮影することにより,顔の形状と偏角反射特性を計測する.縞投影法は既存技術であり,現在の段階においてプレゼンテーション用プロジェクタを用いてマネキンに対する計測の予備実験を完了している.この技術を実際の顔に適用する.この時,どうしても計測中に顔が動いてしまうことが問題である.そこで,本研究では,顔位置のトラッキング機能を導入し,計測中の顔の位置ずれを補正することにより精度の高い3次元形状計測を実現する.また,顔の偏角反射特性の計測においても顔の位置ずれの影響が大きく,同様に顔位置のトラッキング機能を導入する.
(2)3次元印刷色校正システムの構築
(3)歴史民俗博物館が収蔵庫に厳重に保管する国宝(文書:もんじょ)の鑑賞システムの構築を(1)のシステムと同様に構築可能である.
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