研究概要 |
ラマンイメージングの実時間観測を目指して,多焦点非線形ラマン散乱顕微鏡を開発した.2台のpsレーザーを高精度に同期させ(ジッター30fs),かつ波長を300msで走査可能なレーザーシステムを開発し光源に用いた.生細胞の実時間観測(100ms/image),レーザーアブレーションによる細胞膜の破壊とその修復過程の観測等が可能であることを示した.また,膜たんぱく質の選択的な観測を目指して,集光スポットでの電磁場の向きを自在に制御するシステムを構築し,液晶分子の配向観測によってその可能性を示した.
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