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2007 年度 実績報告書

離散気泡モデルによる沸騰二相流の熱流動ダイナミックスモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19360104
研究機関関西大学

研究代表者

小澤 守  関西大学, システム理工学部, 教授 (60112009)

研究分担者 梅川 尚嗣  関西大学, システム理工学部, 准教授 (10232894)
キーワード熱工学 / モデル化 / 原子力エネルギー / 二相流 / 沸騰熱伝達
研究概要

離散気泡モデルの高精度化に不可欠となる基本流動特性取得のための実験装置については,ほぼ計画通り完成した.この装置を用いて定電流法によるスラグ伝播特性,高速度ビデオによるスラグ挙動観察が予定通り実施できており,この結果に対して現在評価検討中である.特に,スラグ伝播特性に関しては,H19年度は、測定プローブそのものの特性特定のために測定点を当初予定数よりも少なくして評価してきたが,これらの結果を元に指針がほぼ確立できた.H20年度は,この検討結果を元に装置をチュ-ニングすることで,当初計画のスラグ周りの特性把握がほぼ予定通り取得可能であると考えている.また,当初H20年に予定していた離散気泡モデルの高度化に関する内容を一部前倒しでH19年度に実施しており、エネルギー方程式め組み込みが既に完了し,沸騰系へと適用範囲を拡張することに成功した.このモデルを用い,飽和水が流入した場合の流動様式遷移の再現,流動変動下で逆流が発生する条件での管壁の時間変動,周期的ドライアウトをOne-way coupling法を用いて再現することに成功し,一部内容については既に学会発表を行った.また,水平管への拡張についても,水平流における気液相対速度,圧力損失を組み込み,マイクロチャンネルのような細管での流動様式が再現できるモデルの構築に成功した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 離散気泡モデルの沸騰工層流への適用2007

    • 著者名/発表者名
      網・梅川・小澤・庄司
    • 学会等名
      日本機械学会熱工学コンファレンス2007
    • 発表場所
      京都大学工学部
    • 年月日
      2007-11-23

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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