研究課題/領域番号 |
19360146
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
喜多 隆 神戸大学, 工学研究科, 教授 (10221186)
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研究分担者 |
和田 修 神戸大学, 工学研究科, 教授 (90335422)
小島 磨 神戸大学, 工学研究科, 助教 (00415845)
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キーワード | 量子ドット / 光アンプ / 偏波無依存 / 広帯域 / 光通信 |
研究概要 |
平成20年度は、前年度までに明らかにした量子ドットの形状制御(STEP1)、積層成長(STEP2)、マトリックスによる歪制御の効果(STEP3)、光応答特性(STEP4)を基にして、広帯域偏波無依存超高速応答に最適な量子ドット積層構造を決定した。さらに、量子ドット光アンプデバイス(QD-SOA)を試作し、電流注入による入力信号波の制御特性を詳細にわたって評価を行い、本研究の目的である超高速応答する広帯域偏波無依存光アンプ動作の実証を目指した。 ◆量子ドット積層構造の作製とデバイスの試作(喜多) ・広帯域光応答の最適化に主点をおいた量子ドット積層構造の最適な成長条件を詳細に調べた。 ・歪補償技術を駆使して結晶転位を含まない高品質な量子ドットを積層成長することが明らかになった。 ・100nmを超える広帯域化に必要なドットサイズと組み合わせを決定することができた。 ◆光応答特性の評価(小島、喜多) ・導波路デバイス構造の超高速応答特性を評価すると共に、基礎吸収端の偏光特性と量子ドット形状との相関を明らかにした。 ◆光アンプ特性の評価とQD-SOA構造の最適化(和田) 量子ドット積層構造を組み込んだリッジ導波路型QD-SOAデバイスの構造を試作した。電流注入による超高速入力信号波の制御特性を詳細にわたって評価した。
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