研究課題/領域番号 |
19360178
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山中 直明 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80383983)
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研究分担者 |
岡本 聡 慶應義塾大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10449027)
荒川 豊 慶應義塾大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (30424203)
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キーワード | ネットワーク / フォトニックネットワーク / GMPLS / 経路探索 |
研究概要 |
本研究では、GMPLSにおいて、より高効率かつ柔軟なトラヒック制御を実現するための、現在よりも二桁〜三桁以上高速な最短経路探索手法と、それに基づく新しい光パス決定アルゴリズムを提案し、アーキテクチャとプロトコルに関して、理論および実装の両面からその性能を明らかにした。 第一に、ダイナミックリコンフィギュラブル並列プロセッサという新しいアーキテクチャのハードウェアを用いて、並列演算とパイプライン演算を駆使した、超高速最短経路探索工ンジンを実装した。提案方式は、行列を用いて全ての経路を同時並列的に経路探索を行ない、最も早く目的地に到達したルートを最短経路としている。この計算は膨大な計算となるため、従来のシーケンシャルプロセッサでは計算が難しいが、新しいハードウェアと組み合わせることにより実現を可能にした。 第二に、この計算エンジンをルータソフトウェアに組み込み、ソフトウェアのオフローディングエンジンとして用いるためのインターフェースを明らかにしてた。さらに、提案アルゴリズムを拡張し、コンテンツ配信に置けるレプリカ配置問題などさらに複雑な割り当てアルゴリズムを高速に解く手法を確立した。 第三に、GMPLSネットワークにおいてこの計算エンジンを活用するための高速リソース情報伝搬方式として、資源予約プロトコルの経路確立時または開放時にOSPF-TEプロトコルを使用せず,経路上のすべての予約可能資源情報を1つのパケットに集約することによりパケット量を減少させる方式を提案し、計算機シミュレーションによりパケッド量を1桁減少させつつ、ブロック率を平分に抑制できることを示した。
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