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2009 年度 実績報告書

耐久性に優れた次世代高性能ハイブリッド構造材の開発とその合理的設計法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19360203
研究機関九州大学

研究代表者

日野 伸一  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (00136532)

研究分担者 園田 佳巨  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40304737)
貝沼 重信  九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (00262874)
山口 浩平  九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (60336013)
合田 寛基  九州工業大学, 工学研究科, 助教 (20346860)
キーワード次世代高性能ハイブリッド構造材 / 耐久性 / 設計法
研究概要

現在、世界中の先進諸国が直面する共通的課題として、20世紀中盤以降、大量に建設された各種の社会基盤構造物が老朽化し性能の陳腐化が急速的に進み、補修補強のみならず、解体・再構築の必要性が日増しに切迫していることが指摘されている。また、今後に新設される構造物の建設にあたっても、長寿命化を見据えたライフサイクルコスト(LCC)評価に基づく工費縮減が必要不可欠との認識が社会的にも浸透しつつある。
以上のような観点から、本研究では、従来の主要建設材料である鋼材およびコンクリート材料を用いた構造材の品質改善や複合化を推進するとともに、21世紀の構造材料として期待される繊維強化プラスティック(FRP)などの新素材の積極的な活用を図り、耐久性に優れ、ライフサイクルコスト評価で経済性にも富んだ高性能構造材の開発とその合理的な設計・施工法の構築を目的とした研究を実施するものである。具体的には、近年、航空・宇宙、船舶・自動車、各種レジャー用品などへの活用が著しく、土木・建築構造材への適用にも着目され始めた各種繊維プラスティック(FRP)と、従来構造材料である鋼材・コンクリート材との複合化による長期耐久性、軽量化、高強度、高靭性、経済性などに優れた高性能構造材の創生をめざす。
今年度は以下の内容を実施した.
(1) FRP短繊維補強超軽量コンクリートの材料構成則の究明とFEM非線形解析(担当:園田・日野)
(2) FRP短繊維補強超軽量コンクリート部材の設計耐力式の確立(担当:日野・合田)
(3) ハイブリッド構造の適用対象を想定した試設計とその検討課題の抽出。(担当:日野・貝沼・山口)
(4) 上記、試設計した対象構造の模型試験体を用いた載荷実験と数値シミュレーションによる適用性の検討、合理的設計手法の確立。(担当:日野・園田・貝沼・山口)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 接着剤およびボルト接合を用いたGFRP・鋼接合部の強度特性に関する実験的研究2009

    • 著者名/発表者名
      小林憲治, 日野伸一, 山口浩平, 大本透
    • 雑誌名

      構造工学論文集 (印刷中)

      ページ: 1140-1149

    • 査読あり
  • [学会発表] GFRP引抜き成形I形断面はり部材の耐荷力に関する解析的検討2009

    • 著者名/発表者名
      小林憲治
    • 学会等名
      第64回年次学術講演会講演論文集
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      20090900

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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