研究概要 |
(1)セメント固化処理技術の品質管理技術に関する国際調査・比較 港湾空港技術研究所,土木研究所寒地土木研究所,国内建設会社ならびにコンサルタンツをけじめ,スウェーデン地質研究所,フィンランド地盤工学会,英国ケンブリッジ大学,バージニア工科大学,韓国コンサルタンツを含む国内外合計37機関での配合試験法などの基準の有無と内容,標準的または個別の現場で採用されている試験法などを調査し比較し、とりまとめた。 (2)強度特性に及ぼす影響因子の検討と一斉試験 セメント固化処理土の特性に及ぼす試料作製方法と養生条件に関して、港湾空港技術研究所,土木研究所寒地土木研究所,スウェーデン地質研究所,英国ケンブリッジ大学、韓国コンサルタンツにおいて,一斉試験を行い、作製されたセメント固化処理土の強度試験を行って,各試験法の違いが強度特性に及ぼす影響を比較し、とりまとめた。 (3)ウェットグラブサンプラーによる現地試験 米国で使用されているウェットグラブサンプラーを用いた現地試験を実施し、改良土のサンプリング方法の違いが現地改良土の強度特性に及ぼす影響を検討した。 なお、(1)及び(2)に関連して、研究情報の共有を図るために、Web Siteを開設した。さらに,得られた情報は,研究協力者である英国ケンブリッジ大学Al-Tabbaa博士が主導している国際共同研究(深層混合処理工法に関する,世界各地の固化処理土の配合,施工方法と強度に関するベースベースの構築,artificial neural networkを用いた改良土の強度と配合の因果関係の解析)と連携し,現場改良土特性の予測手法と品質管理技術の構築に活用された.
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