研究課題/領域番号 |
19360232
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山中 英生 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20166755)
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研究分担者 |
滑川 達 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (40332811)
三谷 哲雄 流通科学大学, 情報学部, 准教授 (80289115)
真田 純子 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (60452653)
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キーワード | 自転車交通 / サービスレベル / 自転車道 / 道路空間再配分 / プローブ計測 / 交通流特性 / 中国 / 電動自転車 |
研究概要 |
プローブバイシクルによるサービスレベル評価法の開発について以下の研究を実施した。 具体的には、走行中の自転車から走行状況指標を自動計測し、それによって自転車の安全性、利便性からみた走行サービスレベルを評価するシステムを開発した。 (1)自動計測項目を増強したプローバイシクルの開発 従来の研究で開発したプローブナイシクルにブレーキ操作量、ハンドル蛇角のセンサー、長時間録画が可能な小型ビデオレコーダーを追加するとともに、性能の安定化を図り、6台の機材を製作した。 (2)指定経路走行実験徳島市、高松市、大阪市、岡山市で多様な道路区間を対象に、被験者に指定した経路を走行させ、上記のプローブバイシクルを用いて走行状態を計測し、同時に走行環境に対する体感評価を路線区間別に調査した。 (3)中国におけるプローブバイシクル調査および自転車交通流の調査中国の上海・杭州市において、同済大学藩教授の協力のもと、自転車道路の流動状況を上方設置固定カメラから観測し、速度・密度・交通量の交通流特性を分析した。さらには、中国において普及している電動自転車および普通自転車のプローブバイシクルを製作して走行状態を計測、比較するとともに、固定カメラの交通流分析でも電動自転車・普通自転車の走行特性の違いを分析した。 (3)サービスレベルモデルの作成体感評価を外的基準として走行障害イベントの頻度、強度を説明変数する関係モデルを構築し、サービスレベル評価関数を開発した。
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