研究課題
平成19年度は、以下の項目について重点的に検討した。○屋外機を上下方向に重層設置した場合の測定1.屋外機周辺温度の可視化(重層設置時の空調排熱起因の屋外環境暑熱化に関する実態把握)2.重層設置に伴う屋外機吸い込み口温度の上昇(暑熱化に伴う凝縮機の性能低下)3.下階の屋外機の排熱の影響によるエネルギー効率の低下(空調排熱がシステム効率に及ぼす影響に関する検討)○屋外機を水平方向に平面設置した場合の測定1.屋外機周辺の環境温度の可視化(水平方向に平面設置した際の屋外環境暑熱化に関する実態把握)2.屋外機同士の相互干渉によるエネルギー効率の低下(屋外機の排熱によるショートサーキット現象に関する検討)3.屋外機設置状況の違いによる成績効率の差異に関する検討(各空調機のCOPの測定)実測では、屋外機周りの温度分布を測定した。これは、屋外機からの排熱の影響がどの範囲まで到達しているのかを明らかにすることが目的である。また、屋外機の吹出し・吸込み風速,吹出し・吸込み温度を測定することにより、吹出し・吸込み風量を算出した。これにより屋外機及び冷却塔からの排熱量を測定することが可能となった。また、室内側空調機及び室外側の屋外機及び冷却塔の消費電力を測定することにより、冷房時COPや暖房時COPを測定した。なお、屋外機周辺の温度分布測定時において、室内側の温湿度状況についても測定をした。さらに、実測を行う建物周辺の風況を確認するために、3次元超音波風速計により風向風速を測定し、測定時の周辺環境を把握した。
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The Yellow Sea Rim International Exchange Meeting on Building Environment and Energy 2008 Vol.3
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