| 研究課題/領域番号 |
19360266
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| 研究機関 | 北海道大学 |
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研究代表者 |
瀬戸口 剛 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (20226674)
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| 研究分担者 |
小林 英嗣 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70002003)
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139516)
堤 拓哉 北海道大学, 北海道立北方建築総合研究所, 研究員 (40462345)
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| キーワード | 都市計画 / 都市デザイン / 風雪シミュレーション / 積雪寒冷都市 / 都市環境 / 都市エネルギー / 風洞実験 / 北海道 |
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| 研究概要 |
平成19年度の研究成果
1)都心部において重要な屋外公共空間の把握
冬季の積雪が多い札幌市街地および風雪の厳しい稚内市街地において、重要な屋外公共空間を冬季の現地観察調査により把握した。札幌市街地では高層建築の付近、稚内市街地では稚内駅地区において、冬季において人々の様々な行動を妨げない屋外公共空間の環境を創造すべきことが明らかになった。さらに、滝川市、伊達市、夕張市、北広島市などの市街地や集落地域で、冬季の積雪環境を現地調査により明らかにした。
2)積雪シミュレーションによる屋外公共空間における積雪量の把握
1)で抽出した重要な屋外公共空間について、大型風洞実験装置を用いた積雪シミュレーションにより積雪量を把握した。その結果から、札幌市街地では高層建築の周辺で、稚内市街地では駅前広場および駅後方地点て、積雪量が多くなることが明らかになった。前者に対しては、高層建築の周辺に低層建築あるいは緩衝帯を設けることが必要である。後者に関しては、稚内駅で卓越風を後方に流す建築および街区形態が望ましいことが明らかになった。
3)屋外公共空間における積雪量把握のための測定調査
札幌市街地において、積雪量把握のための屋外測定調査を行った。その結果、高層建築の周辺への風雪の影響が大きいことが、現地調査でも明らかになった。しかし、高層建築による風雪の影響はさらに広範囲に及ぶことが、積雪シミュレーションにより明らかになったため、それらに対応した追調査を、平成20年度に行うこととした。
4)国外の諸都市における都市デザイン調査
北方圏都市での都市および地域デザインの方策について、中国、スコットランドなどについて調査を行った。
平成20年度の研究成果
5)稚内市中心市街地の稚内駅周辺地区を取り上げて積雪シミュレーションを行い、都市デザインと風雪環境評価を関連づけた計画プロセスを開発した。
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