研究課題
1)機械特性評価ホットプレスで成型した固化体を80%まで熱間圧延し、それから採取した試験片の700℃引張試験を行った。その結果、熱間圧延で作製した材料は従来の引張強さと破断伸びを遥かに凌駕する優れた高温強度と延性を示すことが明らかになった。FE-SEM/EBSDによる構造解析を行うことにより、熱間圧延後の材料はマルテンサイト変態が生じず、粗大粒と微細粒のフェライト混粒組織であることが判明した。このような製造プロセスを採用することにより、優れた高温強度・延性を有する酸化物分散強化複合材料を実現できる見通しが得られた。2)高分解能電顕による解析走査型電顕による引張破面の解析を行い、酸化物分散強化複合材料において上記の優れた高温強度と延性が発現する機構を検討した。3)組織形成シミュレーション解析酸化物分散強化複合材料における炭化物の溶解速度とα/γ逆変態の進行速度を実験的に求め、昨年度構築した酸化物粒子によるα/γ界面のピン止め力とα/γ逆変態の駆動力に基づく複合組織形成機構のシミュレーション解析の検証を行った。
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