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2007 年度 実績報告書

溶接プロセスにおけるアークプラズマ中の金属蒸気挙動と溶融プール形成過程の総合解析

研究課題

研究課題/領域番号 19360333
研究機関大阪大学

研究代表者

田中 学  大阪大学, 接合科学研究所, 教授 (20243272)

研究分担者 田代 真一  大阪大学, 接合科学研究所, 特任研究員 (70432424)
キーワードアーク溶接 / プラズマ / シミュレーション / 溶融池 / 金属蒸気 / 計測 / 診断 / 解析
研究概要

本研究は,溶接プロセスの十分な理解と正確な予測の実現を目指し,アーク溶接プロセスにおけるプラズマ中の金属蒸気の種類および密度の動的な空間分布変化,プラズマ温度分布の動的変化,材料への入熱密度分布の動的変化,溶融池形成の時間変化を定量的に明らかにすることを目的としたものである.
平成19年度では,まず,金属蒸気の混入を考慮に入れた,「タングステン電極-アークプラズマ-溶融池-母材」を同時に一体化して計算する静止GTA溶接プロセスの非定常数値解析モデルの構築を試みた.その結果,アーク発生から溶融池が十分に形成される20秒間,金属蒸気密度の動的な空間分布変化,アークプラズマ温度分布の動的変化,材料への入熱密度分布の動的変化,溶融池の動的変化を時間ごとの数値計算シミュレーションとして出力することに成功した.また,本シミュレーション結果と溶融池の溶込み形状(実験結果)を比較した結果,極めてよい一致を示した.さらに,静止GTA溶接プロセスで生じる動的な金属蒸気の挙動とそれに伴うアークプラズマ温度の時間変化を実験的に把握するため,高分解能・高速度アークプラズマ診断システムを構築した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 数値計算シミュレーションによるガスタングステンアーク溶接の金属蒸気挙動解析2007

    • 著者名/発表者名
      山本健太郎
    • 雑誌名

      溶接学会論文集 25

      ページ: 443-449

    • 査読あり
  • [学会発表] 金属蒸気挙動を考慮したティグ溶接の工学的数値解析モデル2008

    • 著者名/発表者名
      田中 学
    • 学会等名
      溶接学会溶接法研究会
    • 発表場所
      科学技術館,東京
    • 年月日
      2008-01-31
  • [学会発表] Numerical Simulation of Metal Vapor Behavior in Arc Plasma2007

    • 著者名/発表者名
      Kentaro Yamamoto
    • 学会等名
      6th Asian-European Int. Conf. Plasma Surface Eng. (AEPSE2007)
    • 発表場所
      やすらぎ伊王島,長崎
    • 年月日
      2007-09-27
  • [学会発表] 金属蒸気挙動を考慮したティグ溶接の工学的数値解析モデル2007

    • 著者名/発表者名
      山本健太郎
    • 学会等名
      溶接学会平成19年度秋季全国大会
    • 発表場所
      信州大学,長野
    • 年月日
      2007-09-19

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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