研究課題/領域番号 |
19360415
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
矢木 雅敏 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70274537)
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研究分担者 |
福山 淳 京都大学, 工学研究科, 教授 (60116499)
滝塚 知典 日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究職 (40354576)
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キーワード | 核燃焼プラズマ / マルチスケール / 階層モデル / 輸送コード / ダイバータコード / TASK / SONIC / BPSI |
研究概要 |
本研究においてはこれまで開発してきたマルチスケールシミュレーション技法や統合コード開発の実績をもとに、周辺・ダイバータモジュールSONICとのインターフェイス開発を行い、コアコードTASKと連結させることが第一の目標となる。このコードを用いてプラズマコア、周辺、ダイバー、炉壁を同時に解き、自己完結的な時間発展シミュレーションを実現をめざす。本年度は以下のような研究成果が得られた. (i)コード評価:TASK+SONICコードを連結するため、SONLCコードの各モジュールをそれぞれ独立で動作するように改良し、MPIライブラリーを用いて協調できるシステム構築を行った。一連のフローが問題なく流れることを確認した。京都大学で研究会を開催し、SONICとTASKに関してこの協調システムで連結する手順を検討した。 (ii)SOLでの異常輸送モデル開発:2次元のSOL乱流コードを開発し、ブロッブのシミュレーション研究に着手した。シミュレーション結果をもとに輸送モデルの検討を始めた。SONICのモジュールとしての実装は次年度以降の予定。 (iii)プラズマ・壁相互作用のモデリング:PARASOLコードによるシミュレーション結果をもとにSOLにおける電子熱フラックスのクロージャーモデルおよびプラズマ流構造形成の運動論モデルの検討を行った。これまで提案されてきたモデルとの比較検討を行った。 (iv)輸送障壁崩壊のモデリング:3次元ITG乱流コードを用いて輸送障壁崩壊のシミュレーション研究を開始し、その結果をもとに障壁崩壊の物理機構を明らかにした。
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