| 研究概要 |
哺乳類の細胞周期のG1期制御においてCOP9シグナロソームがどのようにしてRb経路とp53経路を制御するかを、Jab1(CSN5)-Jab1BP2-Cdkインヒビター-Rb経路と、CSN3-COP1-p53経路に焦点を当てて解析した。
(1)Jab1-Rb経路の解析
Jab1がCdkインヒビターを制御しRb経路の上流で機能する具体的機構を知るために、Jab1の新規相互作用因子(Jab1BP)を酵母のツーハイブリッド法を利用してcDNAライブラリーのスクリーニングにより網羅的に単離し、その中からCdkインヒビター制御にかかわる候補分子を割り出した。
(2)CSN3-p53経路の解析
基本的には上記「Jab1-Rb経路の解析」と同じ研究手法で、CSN3,COP1の新規相互作用因子(それぞれCSN3BPとCOP1BP)を酵母のツーハイブリッド・スクリーニング法により網羅的に単離し、その中からp53制御にかかわる分子の候補を割り出した。
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