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2008 年度 実績報告書

ミヤコグサの土壌イオンストレス耐性遺伝子の探索とデータベース構築

研究課題

研究課題/領域番号 19380042
研究機関岐阜大学

研究代表者

小山 博之  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (90234921)

研究分担者 櫻井 望  かずさDNA研究所, ゲノムバイテク研究室, 研究員 (30392286)
キーワードミヤコグサ / マイクロアレイ / 系統解析
研究概要

ストレス耐性植物を育種するためには、耐性に関与する遺伝子や障害に関わる遺伝子を特定することの意味は大きい。そのためには、ゲノムワイドな解析が可能なマイクロアレイデータを集積し、遺伝子発現ネットワークを解明することが有効であると考えられる。この研究では、不良土壌における生産性低下の原因となるイオンストレス応答を中心とする根の遺伝子発現を解析するために、ミヤコグサの根から抽出したRNAを用いて、オリゴcDNAアレイ解析を行っている。本年は、イオンストレスに加えて、リン酸欠乏ストレスに関するサンプルを調整して時間変化を含めてアレイデータを集積した。これらのデータは、次年度からデータベースへの公開する予定である。さらに、異なるイオン処理を行ったサンプルから、意味のある遺伝子情報を抽出する手法と、ネットワーク解析との整合性など、基本的な解析技術を開発するために、すでに多くのデータが公開されているシロイヌナズナのデータを用いて解析した。その結果、特異的応答を示す遺伝子群にはすでに機能が報告されている遺伝子(例えばアルミニウム耐性に関わるリンゴ酸輸送タンパク質や、銅耐性におけるメタルチオネイン合成タンパク質など)が見出されるとともに、全てのイオンストレスに共通する遺伝子には、活性酸素生成やカルシウムシグナルに関わる遺伝子が存在することが明らかとなった。これらの手法を用いて、次年度はミヤコグサ遺伝子発現のデータベースを構築すると共に、基本的な解析結果を公表するめどが立った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Comparative transcriptomic characterization of aluminum, sodium chloride, cadmium and copper rhizotoxicities in Arabidopsis thaliana2009

    • 著者名/発表者名
      Zhao, CR, 他
    • 雑誌名

      BMC Plant Biology 9

      ページ: 32

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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