研究課題
基盤研究(B)
酵母細胞を高圧培養すると、Trp輸送体Tat1とTat2の分解が促進されTrp飢餓に陥る。輸送体分解を担うのはRsp5ユビキチンリガーゼだが、圧力刺激を受け、いかにしてそれらをユビキチン化するのか?ターゲットの認識機構は謎である。本研究では、偏光解消法と時間相関単一光子計数法を用いてターゲットを同定する。すなわち蛍光標識Rsp5分子の回転運動から既知のターゲットの解離会合を定量解析するとともに、未知因子の探索を行う。特にRsp5は多様な膜タンパク質のユビキチン化を担っているため、膜構造そのものを調べる必要がある。そこで、蛍光異方性プローブTMA-DPHを用い膜物性を計測する。すなわち、分子間相互作用の解析に先立って、時間分解蛍光偏光解消法の計測技術の開発を第一のゴールとした。
すべて 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (6件) 産業財産権 (1件)
Biochemistry 48
ページ: 8494-8504
Bull.FEBS Lett. 584
ページ: 55-60
FEMS Microbiol.Lett. 298
ページ: 218-227
Biochim.Biophys.Acta 1788
ページ: 743-752
Genetics 178
ページ: 851-872