研究課題
基盤研究(B)
本研究では、生物が結晶形の異なるキチンを作り分ける仕組みの解明へ向け、様々な天然キチン試料の構造解析とキチン合成生物の培養を進めた。Phaeocystisの大量培養で得た高晶性αキチンは、構造解析に有効な極めて高精度なX線回折像とC^<13>固体NMRスペクトルを与えた。ハオリムシ棲管に関する形態と構造解析により、βキチンの水和構造および棲管内のキチンの三次元構築を明らかにすることができ、生合成機構に関する重要な知見を得た。一方、ヤムシ類のキチン合成酵素遺伝子の部分配列の取得に成功した。
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Carbohydrate Polymers 79
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Journal of Structural Biology (in press)
doi:10.1016/j.jsb.2010.03.010
Biomacromolecules 10
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