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2008 年度 実績報告書

農林資源開発の比較史的研究-戦時から戦後へ-

研究課題

研究課題/領域番号 19380126
研究機関京都大学

研究代表者

野田 公夫  京都大学, 農学研究科, 教授 (30156202)

研究分担者 足立 泰紀  近畿医療福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (30269922)
足立 芳宏  京都大学, 農学研究科, 准教授 (40283650)
岡田 知弘  京都大学, 経済学研究科, 教授 (60177053)
坂根 嘉弘  広島大学, 社会科学研究科, 教授 (00183046)
白木沢 旭児  北海道大学, 文学研究科, 教授 (10206287)
キーワード農業史 / 農林資源 / 戦時体制 / 人的資源 / 国土総合開発 / 総力戦 / 戦後改革 / 動員体制
研究概要

平成20年度は7月(第三回)と12月(第四回)に二度の全体研究会を開催した。第三回研究会では、野田が研究課題の含意するところおよび全体の到達目標について基調報告をし、意見交換を行なった。第四回研究会では、野田が第三回研究会で得られた主要論点を報告した後、各分担者が各々のテーマに関して豊富と見通しを述べ全体協議を行った。
本研究活動の中心となる国内資料調査については、野田公夫が東京にて近藤康男文庫の、坂根嘉弘が東京・北海道で植民地および南洋群島における戦時農地制度に関する、岡田知弘が地方方工業化政策・資源開発政策に関する資料調査を、それぞれ行なった。また、研究代表者野田の調査依頼に基づき、研究協力者である大学院生が、東京で南洋群島関連資料の、東京で食肉消費史、畜産資源開発、南洋移民と南洋資源開発に関する資料調査を、さらに札幌・小樽で戦前樺太拓殖に関する資料調査を、それぞれ行なった。また海外調査としては、白木沢旭児と研究協力者の院生が5月にサハリン・ユジノサハリンスクで研究交流と史料文献調査を、足立芳宏および研究協力者の院生が、2月から3月上旬にかけてドイツのシュベリンとエアフルトの公文書館で史料調査を実施した。
学会報告については、研究協力者を中心に、2008年9月の第8回日中韓国際農業史学会で4名が、2008年10月の政治経済学・経済史学会で3名が、さらに2009年3月には日本植民地研究会、日本農業史学会、日本農業経済学会で各1名が個別報告を行った。また『歴史と経済』第201号に掲載された研究挙力者の大瀧の近代の馬資源開発に関する研究論文に対しては日本農業史学会から学会賞奨励賞が授与された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 戦後東ドイツ農村の「社会主義」-戦後入植史としての土地改革・農業集団化-2009

    • 著者名/発表者名
      足立芳宏
    • 雑誌名

      農業史研究 第43号

      ページ: 28-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『平成の大合併』・道州制論の歴史的位置2008

    • 著者名/発表者名
      岡田知弘
    • 雑誌名

      歴史学研究 第843号

      ページ: 41-50

    • 査読あり
  • [学会発表] 戦後日本における出移民政策2008

    • 著者名/発表者名
      伊藤淳史
    • 学会等名
      第8回日中韓農業史学会国際大会
    • 発表場所
      南九州大学
    • 年月日
      2008-09-20
  • [図書] 世界システムと東アジアー小経営・国内植民地. 「植民地近代」2008

    • 著者名/発表者名
      今西一編著(分担執筆 : 野田公夫, 坂根嘉弘)
    • 総ページ数
      45-71,74-105
    • 出版者
      日本経済評論社
  • [図書] 道州制で日本の未来はひらけるか2008

    • 著者名/発表者名
      岡田知弘
    • 総ページ数
      141
    • 出版者
      自治体研究社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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