研究課題
基盤研究(B)
1930年代日本において、経済的価値を生み出す源として「資源」という言葉がクローズアップされたが、とくに戦争準備の過程に強く規定されたところに大きな特徴があった。農林業は持続性を犠牲にして戦争に総動員されるとともに、工業原料にめぐまれない日本では「あらゆる農産物の軍需資源化」という特異な事態をうんだ。これは、アメリカはもちろん、同じ敗戦国であるドイツとも異なる現象であり、当時の日本経済が巨大寡占企業を生み出しながら就業人口の半ばを農業が占める農業国家であるという奇形的構造をとっていたことの反映であると考えられる。
すべて 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (4件) 図書 (6件) 備考 (1件)
『現代農業増刊』農山漁村文化協会
ページ: 194-201
農業史研究 第43号
ページ: 28-39
『生物資源経済研究』(京都大学) 第14号
ページ: 65-122
林業経済研究 55巻1号
ページ: 21-40
ページ: 49-58
歴史学研究 第843号
ページ: 41-50
社会経済史学会『社会経済史学』 第73巻第5号
ページ: 65-82
北海道大学文学研究科研究紀要 第125号
ページ: 1-40
福井県文書館研究紀要 第5号
ページ: 1-20
広島大学経済論叢 第31巻第1号
ページ: 83-122