・これまで構築してきた予測モデル・制御原理に基づき、WEBベースの予測量算出システム、制御量算出システムの試作に着手した。温州みかんの隔年結果データ以外に、他種のアンサンブル時系列データに関してダイナミクスの再構成などを行い、多角的に予測精度などを検討した。個体数カウントデータだけではなく、リモートセンシングによって得られたオブザベーションデータの計測方法を検討した。航空ハイパースペクトル画像およびマルチスペクトル画像を用いて、収量の校正モデルの精度向上を検討した。また、携帯型ハイパースペクトルイメージングシステムを用いて、地上計測を行った。 ・計測波長の拡張、PCAやPLSに加えB-Matrix解析などの非線形解析の導入による予測制度の向上などを行った。Moran' sI、GStaticsにより空間自己相関の検出方法を検討し、特にGStaticsの有効性を明確にした。 ・本研究プロジェクトに関連する成果発表や今後のプロジェクトの進展のための情報収集・交換・共同研究企画のためのセミナーを開催した.国際共同研究先のNeal Van Alfen教授(カリフォルニア大学デービス校)およびUpadhyaya教授(カリフォルニア大学デービス校)が来日の際に、共同研究の推進方法につき検討した。
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