研究課題
基盤研究(B)
これまでに我々は、組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)-プラスミン系が脳内のドーパミン(DA)遊離を調節することにより、モルヒネやニコチンの依存形成に重要な役割を果たしていることを明らかにした。さらに、tPA-プラスミンシグナルが側坐核における活動依存的なDA遊離、すなわち、生理的なDA遊離の制御にも関与していることを証明した。そこで本研究では、DAの関与が示唆されている統合失調症、発達障害およびパーキンソン病の動物モデルを作製し、これらDA関連神経精神疾患の病態生理・病因にtPA-プラスミンシグナルが関与しているかどうか調べた。さらに、神経精神疾患に対する治療薬の効果や副作用にtPAが関与しているかどうかについても検討し、tPA関連分子を標的とした新しい神経精神疾患治療薬の可能性について検討した。
すべて 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 備考 (1件)
J.Pharmacol.Exp.Ther. 331
ページ: 14-22
J.Neurochem 105
ページ: 436-444
ページ: 921-932
J.Pharmacol.Sci. 108
ページ: 408-414
J.Neurochem 103
ページ: 2589-2596
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/pharmacy/