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2008 年度 実績報告書

アポプトーシス抑制因子AIMの動脈硬化に関連する機能と作用機序の包括的な研究

研究課題

研究課題/領域番号 19390094
研究機関東京大学

研究代表者

宮崎 徹  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30396270)

キーワード動脈硬化 / マクロファージ / アポトーシス
研究概要

1.ヒト血中AIM濃度測定ELISA法による各種疾患患者血清のAIM濃度測定
平成18年度に確立したヒト血中AIM濃度測定法(ELISA法による)を用いて、動脈硬化を含んだ循環器疾患、もしくは他のメタボリックシンドロームでは肝臓疾患、または癌等の患者の血清において血中AIM濃度を測定した。ヒト血中には正常時にもAIMは存在するが、中でも非常にAIM濃度の高い患者がいることが判明した。
2.AIMに結合するタンパク質の同定
AIM受容体タンパク質の同定もしくはAIMのアポトーシス抑制機能のメカニズムを明らかにするために、AIMに結合するタンパク質の探索を免疫沈降-マススペクトル法にて行った。すなわち、高脂肪職を負荷したAIMノックアウトマウス、ワイルドタイプマウス、AIM-トランスジェニックマウスの肝臓からAIMを免疫沈降し、ワイルドタイプ、もしくはトランスジェニックマウスのみでAIMに共沈してくるタンパク質についてマススペクトル法にて解析し、AIMに結合するタンパク質の候補を数種類得た。またそれらについて結合を共免疫沈降法にて確認した。
3.コンディショナルノックアウトマウス作製のためのタ1ーゲティングベクター構築
AIM遺伝子の適時不活性化を誘導できるようなターゲティングベクターの構築を進めた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] The Death Effector Domain-containing DEDD Supports S6K1 Activity via Preventing Cdkl-dependent Inhibitory Phosphorylation2009

    • 著者名/発表者名
      倉部誠也、他
    • 雑誌名

      The Journal of Biological Chemistry 284

      ページ: 5050-5055

    • 査読あり
  • [学会発表] メタボリックシンドロームの新しい分子メカニズム2008

    • 著者名/発表者名
      宮崎徹
    • 学会等名
      Metabolic Hypertension Conference
    • 発表場所
      ザ・リッツ・カールトン大阪
    • 年月日
      2008-12-13
  • [学会発表] メタボリックシンドロームと2型糖尿病の病態解析と新しい治療法の開発2008

    • 著者名/発表者名
      宮崎徹
    • 学会等名
      第12回Molecular Cardiovascular Conference
    • 発表場所
      キロロ"ホテルピアノ"
    • 年月日
      2008-09-06
  • [学会発表] AIMとDEDDによるメタボリックシンドロームの新しい分子メカニズム2008

    • 著者名/発表者名
      宮崎徹
    • 学会等名
      日本実験動物科学技術2008大会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 年月日
      2008-05-16
  • [図書] 実験医学12月号 vol.26 No,192008

    • 著者名/発表者名
      新井郷子、宮崎徹
    • 総ページ数
      3030-3036
    • 出版者
      羊土社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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