研究課題
基盤研究(B)
ヒト胆道と膵の組織成分の類似性を検討する。まず、胆道周囲腺が不完全な膵腺組織である可能性を、組織標本を用い、形態、蛋白・遺伝子レベルで検討する。次に、培養胆道上皮と膵管上皮の遺伝子発現を網羅的に解析し、類似性を検討する。培養胆道上皮に膵多分化遺伝子Pdx1の遺伝子導入を行い、Pdx1強発現による胆道上皮での遺伝子発現の変動や形態変化を明らかにする。胆道癌の初期病変BilIN、膵癌の初期病変PanINを用い、免疫染色、ISH法、microdissection法、RT-PCR法を用い、BilINとPanINの比較を行う。胆道腫瘍の発生・進展に、胎生期の胆道・膵で発現する遺伝子、特にPdx1の再発現とその意義、さらにPdx1再発現に関連して発現する癌関連の遺伝子異常を検索する。胆道癌の初期病変であるBilINの分類に関する国際コンセンサスを形成する。胆道と膵の双方に発生する炎症性疾患および形成異常を比較し、共通する病態の関与を蛋白、遺伝子発現の観点から検討する。
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