研究課題/領域番号 |
19390147
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 俊正 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60146438)
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研究分担者 |
菅沼 太陽 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00328379)
阿部 直 北里大学, 医学部, 教授 (80129311)
守屋 利佳 北里大学, 医学部, 講師 (80220094)
大久保 由美子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80287317)
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キーワード | マイクロティーチング / 教育能力開発 / チーム・ベースト・ラーニング / 臨床推論 / ダイダクティック / 教育能力 / ケース・スタディー法 |
研究概要 |
ダイダクティック(伝授型)教育能力開発プラットフォームとして東京女子医科大学と北里大学でマイクロティーチングシステム(MT)を共同で開発し教育能力研修とその評価を行った。東京女子医科大学では4回のマイクロティーチング(12名の教員養成)を行なった。北里大学では必要な機材の整備を教員教育セミナーで、MTを実践した。参加教員が小グループ内で模擬講義を行い、ビデオ利用による振り返りとグループ討論を実施した。また、MT用の評価表を各グループで作成して、講義での留意点を自ら見つけ出す一助とした。それぞれの大学の事後評価で参加教員からは本教育手法について高い評価を受けたとともに、どのようなフィードバックが効果的かについて基礎的情報を得た。次年度には更に異なった施設での実施について検証を行い、本システムが様々な教育施設で実施できるようにプロトコールを向上させ、ユビキタス化を図る。 PBL型教育能力開発プラットフォームとしては、チーム・ベースト・ラーニング(TBL)の開発を行った。TBLは大教室の中でグループ(チーム)に分かれて問題解決を行う教育法であるが、東京女子医科大学では、臨床推論TBL開発を行い平成20年度からトライアルを行う。研究分担者の阿部は、シンガポールのデューク大学シンガポール国立大学連携医学大学院を視察し、TBLをMTに導入することを検討した。東京女子医大ではケース・スタ ディー法による教育用の実験教室が整備され双方向性の教育開発が行われた。平成19年度は模擬授業を行ない、教育能力効果測定方法を開発するための基礎情報を得た。
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