研究課題
平成14年度・15年度科学研究費補助金による基盤研究(B)(2)「画像診断に基づく頭頚部動脈硬化症のリスクに関する疫学研究」(研究代表者:渡辺能行)を実施した際の受診者約500人を対象として画像、認知機能、一般身体所見、疾病の発症について5年後の追跡調査を行うことを、本学の倫理審査委員会へ研究全般の審査申請を行い、平成19年7月その承認を得た。前回のMRI撮影を行った京都工場保健会診療所の協力を得て、脳MRI・大動脈脈波検査・一般身体検査を行う方法を設定した。倫理委員会承認後参加者へ呼びかけの文書を郵送し、インフォームドコンセントを文書にて取得後、脳MRI・大動脈脈波検査・一般身体検査・ベースライン調査後の健康状態と罹患疾患の調査を、前回検査後5年目を目処に平成19年12月から開始した。現在までのところ127名の検査参加の同意を得て、89名の検査を終了したところである。脳MRIデータは現在前回データと比較して順次読影を行っている。大動脈脈波検査・一般身体所見・疾病の発症・薬剤の内服歴などについては順次データの入力を進めている。