研究概要 |
急速にすすむレセプトオンライン化をふまえ,レセプト等の業務データより感染症のみならず花粉症のような非感染性疾患,および薬剤の有害事象等あらゆる疾患の流行状況を把握するレセプトサーベイランスシステムを構築することを最終目標とする。しかしレセプトは医療費請求書であって医療情報ではないことから,記載された傷病名等の情報はそのままでは活用できない。そこでレセプトデータより正確な有病率や発生率を把握するための情報基盤(傷病名の正確さの評価,有害事象のエンドポイント設定,陽病名や診療行為等を多軸的に関連づけたオントロジー)を構築することが本研究班の目的である。
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