研究課題/領域番号 |
19390192
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
久保 千春 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80117100)
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研究分担者 |
須藤 信行 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60304812)
吉原 一文 九州大学, 大学病院, 助教 (20444854)
古賀 泰裕 東海大学, 医学部, 教授 (60170221)
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キーワード | 生理学 / ストレス / 神経科学 / 腸内細菌 |
研究概要 |
1.動物実験:人工菌叢マウスでの行動解析 本年度は、無菌マウスおよび通常のSPF環境下で飼育されたSPFマウスを用い、腸内細菌叢の有無により成長後の行動に違いが生じるかについて、行動解析装置を用いて基礎データを得た。無菌マウスでは、通常のマウスと比較し、locomotor activityが高く、不安レベルも高かった。これらの結果は腸内細菌叢が成長後の情動行動へ関与しうる可能性を示唆するものであり、興味深い。次年度は他の解析法によるこれらの結果の追試と学習記憶行動への影響を検討する予定である。 2.臨床研究:ヒト新生児おける腸内細菌叢形成 1)対象被験者:福岡市内の井槌病院(以下1病院と略)におけるエントリーは順調に進行しており、平成20年3月時点で100名以上の妊婦から同意を得た。今年度中には目標数の200例は達成可能であり、エントリー自体は本年度で終了する予定である
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