研究課題
慢性大腸炎モデル末梢血に腸炎責任CD4+T細胞が存在するか?IBDモデル、CD4+CD45RBhigh T細胞移入SCID大腸炎マウスにおいて、腸炎責任CD4+T細胞は発症初期ばかりではなく腸炎完成後においても恒常的に全身に循環していることを明らかとした(Inflam Bowel Dis.2009)。また、FTY720による腸炎責任CD4+T細胞の循環遮断は腸炎発症を抑制することを明らかとした(Eur J Immunol. 2008)。以上、IBDを腸管局所の消化管疾患ではなく全身疾患として捉える必要性を示唆するものと言える。末梢血腸炎責任CD4+T細胞は骨髄に移入するか?腸炎骨髄CD4+T細胞の維持メカニズムの検討これら、全身性腸炎責任CD4+T細胞はIL-7を産生する骨髄にも存在し、腸管IL-7欠損状態においても骨髄IL-7によって維持されることをパラビオーシス実験によって証明した(Inflam Bowel Dis. 2008、J Immunol 2008)。さらに、腸炎責任CD4+T細胞は様々なTLR分子を発現し、TLRを介した刺激はMyD88分子を介し、病態恒常性に寄与することを明らかとした(J Immunol(2) 2008)。また、無菌マウスにおいても腸炎発症を認めることはないものの腸炎責任CD4+T細胞は恒常的生体内で長期維持されることを証明した(J Immunol投稿中)
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