研究課題
研究は、以下のごとく4つの大きな計画からなっており、3ヶ年で推進する予定である。1.リコンビナントCL-K1・CL-P1作成とそれらの抗体作成を行い、各種リガンドとの結合検討2.CL-K1・CL-P1ノックアウトマウスとトランスジェニックマウスの樹立。3.腎疾患モデルマウスや上記マウスとの交配による腎病態解析とコレクチンの局在検討4.ヒトにおける種々の腎疾患におけるCL-K1とCL-P1の発現解析と病態との役割検討平成21年度は、2を中心に行った。遺伝子改変動物の作成については、ノックアウトマウスはCL-P1、CL-K1について両者とも、キメラマウスが樹立でき、さらにヘテロマウス作成が終了し、精子保存にて、ノックアウト解析に進んでいる。CL-P1は、仔マウスとして誕生せず、さらに7日、10.5日においても胎仔も存在せず、早期胎生致死であると考えられた。一方、CL-K1ノックアウトマウスは誕生し、一見正常に見えた。しかしながら、本KOマウスにおいてもノックアウト同士の掛け合わせでは胎生致死である結果がでて、いずれのコレクチンノックアウトマウスにおいても、形態形成に関与することが明らかになった。腎疾患についての検討は、ヒトでの各種腎炎や腫瘍が存在する市販組織切片を用いての検討を行っている。
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Biochimica et Biophysica Acta 1790
ページ: 1705-1710
J.Biol.Chem. 284
ページ: 3956-3965
旭川医大研究フォーラム 第10巻(印刷中)
http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/microbio/microbiology.html