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2007 年度 実績報告書

常染色体劣性脊髄小脳変性症の新規遺伝子

研究課題

研究課題/領域番号 19390241
研究機関広島大学

研究代表者

川上 秀史  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (70253060)

研究分担者 丸山 博文  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (90304443)
森野 豊之  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (10397953)
キーワード脳神経疾患 / 遺伝学
研究概要

脊髄小脳変性症のうち優性遺伝を示すものの多くは遺伝子があきらかになってきている。一方劣性遺伝を示すものは、眼球運動失行と低アルブミン血症を伴う早発型背髄小脳失調症(EAOH/AOA1)やAtaxia-ocular apraxia 2(AOA2)が明らかになったが、遺伝子座のみ決まったSCAR2〜7を含め、国内外を問わず、未だ原因遺伝子不明のものがほとんどである。特に中年期以降発症するものに関しては、ほとんど明らかではない。これまで常染色体劣性疾患の遺伝子座の同定には、ホモ接合体マッピング法が使われてきたが、高密度SNPマーカーを使うことににより、検出感度が向上した。収集した遺伝子未同定の劣性遺伝性脊髄小脳変性症家系のDNAを高密度SNPチップにおいて解析し、新規ノ劣性遺伝性脊髄小脳変性症の遺伝子を同定することとした。
1)症例、家系の収集:広島大学の倫理委員で承認された本研究の同意書に基づき同意を得、広島大学の家系を中心に、可能な限り家系の構成員、発症者および正常者の検体を収集した。
2)DNAの抽出:集めた血液から、DNAを抽出した。DNAは、使用するまで4℃で保存した。
3)SNPタイピング:基本的にAffymetrixのマニュアルに従う。各々250ng DNAをXbaIで切断後,XbaIアダプターを結合させ、PCRで増幅させる。精製、ラベル後、The GeneChip Mapping 500K Arrayとハイブリさせ、洗浄後、スキャナーで読みとり、約50万個SNPタイピングを行なった。
4)候補領域の抽出:家系サンプルに関しては、ホモ接合体マッピングを行い、多数のホモ接合の領域を抽出した。今後、この共通領域に存在する遺伝子について解析を行い、変異遺伝子を同定する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The CNTN4 c.4256C>T mutation is rare in Japanese with inherited spino cerebellar ataxia.2008

    • 著者名/発表者名
      Eiji Tanaka
    • 雑誌名

      Journal of Neurological Science 266

      ページ: 180-181

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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