研究課題/領域番号 |
19390291
|
研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
八田 稔久 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20238025)
|
研究分担者 |
島村 英理子 金沢医科大学, 医学部, 講師 (00267741)
島田 ひろき 金沢医科大学, 医学部, 講師 (60278108)
東 伸明 金沢医科大学, 医学部, 講師 (00139784)
|
キーワード | 胎盤 / 脳 / 発生 / サイトカイン / 白血病抑制因子 |
研究概要 |
【母由来UIF→胎盤絨毛細胞由来ACTH→胎児血球由来LIFの誘導】 母由来のLIFが胎盤からACTHを誘導し、それが胎児細胞から再びLIFを誘導することを明らかにするため、LIFを妊娠ラット母獣に投与したところ、胎児血清中のACTHおよびLIFの濃度上昇さらに胎児脊髄液中のLIF濃度上昇が確認された。 【培養胎盤絨毛細胞のLIF刺激およびUIF受容体のノックダウン】 ラット絨毛幹細胞をLIF刺激するとACTH分泌が亢進し、gp130およびUIFRをノックダウンすると、LIF刺激によるACTHの分泌誘導が抑制されることが確認された。 【胎児赤血球に対するACTH刺激】 初代培養ラット胎児有核赤血球をACTH刺激するとLIFの分泌が誘導され、またMC2および5受容体に対する中和抗体でブロックすることにより、ACTH刺激によるUIFの誘導が抑制されることが明らかとなった。 【母体LIF濃度上昇の胎児神経前駆細胞分裂への影響】 母獣にLIFを投与後、胎児大脳subventricular zoneにおける神経前駆細胞のBrdU取り込み率について、optical disector法により検討中である。
|