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2008 年度 実績報告書

完全一体型ESR・MRI融合装置による機能イメージングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19390322
研究機関札幌医科大学

研究代表者

藤井 博匡  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (70209013)

研究分担者 黄田 育宏  北海道大学, 歯学研究科, 助教 (60374716)
キーワードESR / MRI / イメージング / フリーラジカル / 活性酸素
研究概要

本課題研究“完全一体型ESR・MRI融合装置による機能イメージングの研究"では、以下に示す3本の研究プロジェクトで構成されている。平成19年度では、プロジェクト1「完全一体型ESR・MRI融合装置の開発」ハードウエアとソフトウエアの開発を進めた。平成20年度では、ESR・MRI融合装置を安定に稼働できるように改良を進める一方、プロジェクト2「マルチモダル・プローベの合成、フアントム実験、動物実験」について進めた。
ESR・MRI融合装置の稼働状況:本装置でESRイメージング画像、MRI画像をそれぞれ撮像し、両画像を重ね合わせることが出来るようになった。種々の濃度のナイトロオキシド溶液(0.5,1,1.5mM)、硫酸銅溶液、リン酸緩衝液とからなるファントムで合成画像を得ることが出来た。ESR、MRI両用のコンポジット共振器も開発をすすめている。ESR用共振器の物理的形状がMRI画像に影響を及ぼすので、共振周波数を下げる必要があり、750MHzまで低下させた。
マルチモダル・プローベの合成について:LiNc-BuOの環状構造を修飾して、ナイトロオキシドの結合を試みている。現在のところ、LiNc-BuOの孤立電子とナイトロオキシドの電子との間には干渉が無く、両スペクトルを観測できている。このプローベで、ファントム実験を行ったので、現在、動物実験を進めている。このプローべの位置はナイトロオキシドを通してMRIにより、酸素濃度情報はESRにより得ることが可能となっている。
今後は、動物の生理機能と関連させて画像解析を進めていくつもりである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Development and testing of a CW-EPR apparatus for Imaging of short-lifetime nitroxyl radicals in mouse head2008

    • 著者名/発表者名
      Sato-Akaba H, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Magnetic Resonance 193

      ページ: 191-198

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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