研究課題/領域番号 |
19390334
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田中 紀章 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10127566)
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研究分担者 |
小林 直哉 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10325102)
山辻 知樹 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (40379730)
加藤 順 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (90379743)
近藤 英作 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (30252951)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
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キーワード | ヒトES細胞 / 細胞・組織 / 再生医学 / 移植・再生医療 / バイオテクノロジー / 国際情報交換 / アメリカ |
研究概要 |
ヒト胚性幹細胞(ES細胞)から機能的な肝細胞を分化誘導し、バイオ人工肝臓システムへの応用に関する基礎的研究を施行し、以下の成果を得た。 1 ヒトES細胞の肝細胞分化の促進 我々がこれまで作成してきた3種類のヒト肝臓細胞株(ヒト肝星細胞株TWNT-1(寄託番号BP-7843)、ヒト肝類洞内皮細胞株TMNK-1(寄託番号BP-7340)、ヒト胆管細胞株MMNK-1(寄託番号BP-8126))の馴化培地を使用することで、ヒトES細胞の肝細胞分化マーカーの発現が増強した。 2 肝擬似基底膜を使用したヒトES細胞の肝細胞への分化誘導 肝擬似基底膜を使用して、ヒトES細胞の肝細胞への分化誘導を促進することを計画した。 我々が独自に作成した不死化ヒト肝細胞株が肝臓に豊富に存在するラミニン10を産生していることを見いだした。 3 ヒトES細胞の肝細胞分化に関わる遺伝子の解析 ヒトES細胞の肝細胞への分化誘導に伴うプロスペクティブな因子を同定するために、DNAチップ作動装置SPBIO・CRBIOIIe、DNAチップ読み取り装置FMBIO III・Luminex、発現データ解析ソフトウエアDNASIS Pro(日立株式会社製)の操作方法を熟知した。 4 機能的なES-Hep細胞の培養環境の創作 ポリアミノウレタンで表面加工したhigh density poly-ethylene素材の細胞接着性スーパーシートを作成した。
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