消化器癌におけるタイリングアレイを用いた高解像度エピゲノム解析

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19390345
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 金田 篤志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (10313024)
• 研究分担者: 堤 修一 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (30345152) ; 宇於崎 宏 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10296246)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 胃十二指腸外科学

研究概要

タイリングアレイを用いたDNAメチル化網羅的解析および質量分析機MassARRAYを用いたメチル化定量解析により、大腸癌では3つの異なるエピジェノタイプを同定し、肝癌ではC型肝炎ウィルス陽性肝癌に特異的にメチル化される遺伝子を同定した。

研究成果

• [雑誌論文] Three DNA methylation epigenotypes in human colorectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Yagi K, Akagi K, Hayashi H, Nagae G, Tsuji S, Isagawa T, Midorikawa Y, Nishimura Y, Sakamoto H, Seto Y, Aburatani H, Kaneda A.
  • 雑誌名: Clin Cancer Res 16(Epub) ページ: 21-33
• [雑誌論文] Identification of genes preferentially methylated in hepatitis C virus-related hepatocellular carcinoma (2010)
  • 著者名/発表者名: Deng YB, Nagae G, Midorikawa Y, Yagi K, Tsutsumi S, Yamamoto S, Hasegawa K, Kokudo N, Aburatani H, Kaneda A.
  • 雑誌名: Cancer Sci (Epub)
• [雑誌論文] 質量分析機 (MassARRAY) によるDNAメチル化定量解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 雑誌名: 実験医学 別冊 ページ: 92-103
• [雑誌論文] エピゲノミクス―転写レギュローム (2008)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 雑誌名: 医学の歩み 別冊 ページ: 57-64
• [雑誌論文] アレイを必要としないゲノム網羅的DNAメチル化解析法 (2007)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 雑誌名: バイオテクノロジージャーナル 7 ページ: 416-21
• [雑誌論文] DNAメチローム解析研究の最新動向
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 雑誌名: 実験医学 (in press)
• [学会発表] 定量的メチル化解析により大腸癌は3群のエピジェノタイプに分類される (2009)
  • 著者名/発表者名: 八木浩一, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-02
• [学会発表] 肝癌におけるゲノム・エピゲノム異常の包括的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 永江玄太, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-02
• [学会発表] 癌エピジェノタイピング (2009)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] 胃癌におけるDNAメチル化の網羅的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松坂恵介, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] 肝癌過程におけるDNAメチル化の変化と肝炎ウィルスの関係 (2009)
  • 著者名/発表者名: 〓穎氷, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] Cancer Epigenotyping. Epigenomics (2009)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Kaneda
  • 学会等名: Sequencing and SNiPomics-2009
  • 発表場所: Boston, USA
  • 年月日: 2009-07-14
• [学会発表] ヒトゲノムにおける網羅的メチル化解析法の比較検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 永江玄太, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第3回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] 肝癌発癌過程におけるDNAメチル化の変化と肝炎ウィルスの関係 (2009)
  • 著者名/発表者名: 〓穎氷, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第3回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] 大腸癌は3群のエピジェノタイプに分類される (2009)
  • 著者名/発表者名: 八木浩一, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第3回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] 胃癌におけるDNAメチル化の網羅的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松坂恵介, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第3回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-05-22
• [学会発表] MassARRAYを用いた定量的メチル化解析による大腸癌の epigenotyping (2009)
  • 著者名/発表者名: 八木浩一, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第109回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2009-04-02
• [学会発表] Chemoprevention strategy of intestinal tumor based on enhanced sensitivity to IGF2 signaling in IGF2 loss of imprinting (2008)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Kaneda
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2008-10-29
• [学会発表] Integrated analysis of genetic and epigenetic alterations in liver cancer (2008)
  • 著者名/発表者名: 永江玄太, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2008-10-28
• [学会発表] Comprehensive analysis of transcriptionally repressed genes due to aberrant promoter hypermethylation in liver cancer (2008)
  • 著者名/発表者名: 〓頴氷, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2008-10-28
• [学会発表] Epigenotyping of colorectal cancer by quantitative methylation analysis using MassARRAY (2008)
  • 著者名/発表者名: 八木浩一, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2008-10-28
• [学会発表] 肝癌におけるゲノム・エピゲノム異常の統合的解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 永江玄太, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第2回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 静岡県三島
  • 年月日: 2008-05-09
• [学会発表] 肝癌における異常メチル化に伴った遺伝子発現抑制の網羅的解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 〓頴氷, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第2回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 静岡県三島
  • 年月日: 2008-05-09
• [学会発表] MassARRAYによる大腸癌の定量的メチル化解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 八木浩一, 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第2回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 静岡県三島
  • 年月日: 2008-05-09
• [学会発表] Comprehensive epigenomic analysis of colorectal cancer using immunoprecipitation technique and tiling array (2007)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Kaneda, et al.
  • 学会等名: 第66回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2007-10-04
• [学会発表] ゲノムタイリングアレイを用いた大腸癌DNAメチル化解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志, ら
  • 学会等名: 第1回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2007-06-16
• [図書] 第2章-III発癌におけるエピジェネティクス-DNAメチル化とクロマチン制御-. in「がんプロフェッショナル養成講座 腫瘍病理学」(編 : 深山正久) (2008)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 総ページ数: 342-369
  • 出版者: 株式会社文光堂
• [図書] 第1章4-1) 胃癌の epigenetic change. 消化器外科, 特集「胃癌のすべて」(編 : 上西紀夫) (2008)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志, 八木浩一
  • 総ページ数: 610-616
  • 出版者: 株式会社へるす出版
• [図書] 第2章1-4) MassARRAYによるDNAメチル化解析, 遺伝子医学MOOK特集「DNAチップ/マイクロアレイ臨床応用の実験」(編 : 油谷浩幸) (2008)
  • 著者名/発表者名: 金田篤志
  • 総ページ数: 168-175
  • 出版者: 株式会社メディカルドゥ
• [備考]
  • URL: http://www.genome.rcast.u-tokyo.ac.jp/
• [産業財産権] 癌細胞の存否を判定する方法および癌患者の予後を判定する方法 (2009)
  • 発明者名: 金田篤志, 八木浩一, 油谷浩幸
  • 権利者名: 国立大学法人東京大学、シスメックス株式会社
  • 産業財産権番号: 特許特願第2009-158873号
  • 出願年月日: 2009-07-03