研究課題
基盤研究(B)
凍結保存同種弁・血管を再生医療技術を用いて脱細胞化しこれの滅菌処理をガンマ線処理を用いて試みた。実験的にMRSA懸濁液に対してガンマ線を2kGy,4kGy照射させたところ細菌生存が未確認となった。臨床的に使用が簡便なX線を用いたところ100Gyという低線量でも計算通りのMRSA滅菌効果が得られた。さらに400Gyでは計算上16%にまで減少することが判明した。さらにこの線量においては培養平滑筋細胞増殖に悪影響を認めておらず、心臓弁・血管組織片に対してviabilityを損なうことなく滅菌処理することの可能性が示された。
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