研究課題
人工物を体内に埋入した際に、生体防衛機構の働きによって周囲に繊維芽細胞とそれが産出するコラーゲン線維によって構成されるカプセル状組織体を心臓代用弁に応用するための基礎的技術開発を行った。A.新たな鋳型を設計することにより、弁機能を改良したバルブ作成を行った。小動物では良好なバルブが形成できたが組織形成の遅い大動物移植実験を目標に更に推進中である。B.拍動型循環回路を用いたin vitroにおけるBiovalveの機能評価これまで評価してきたBiovalveはφ5mmの小口径であったが、大動物への移植実験を目差して、径10mm〜15mm程度のバルブ形成を試み、機能評価を開始した。今後は長時間の耐久試験を行う予定である。C.Conduit部分をも自家組織のみで形成する技術開発に着手した。大動脈基部全体としての大動脈弁〜大動脈の機能を理想的に追い込める事が出来る可能性が出てきた。D.流体力学的に有利なバルサルバ洞形状再現についても着手した。大動物への心臓弁位への移植実験を最終目標として体外での機能評価実験を行っている。
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