研究課題
人工物を体内に埋入した際に、生体防衛機構の働きによって周囲に繊維芽細胞とそれが産出するコラーゲン線維によって構成されるカプセル状組織体を心臓代用弁に応用するための基礎的技術開発を行ない、人工心肺下に肺動脈弁位への同種移植実験を開始した。A. Conduit部分をも自家組織のみで形成するし、かつバルサルバ洞形態を再現する技術開発を行い、様々な鋳型を作成した。B. 鋳型のプロトタイプが完成したので、皮下組織に植え込み、組織形成性を評価した。C. 大動物への心臓弁位への移植実験を最終目標として体外での機能評価実験を行ないつつ、改良を進めている。D. 人工心肺下の心臓弁移植モデルをビーグル犬を用いて構築した。E. まず、同種移植に着手した。同種より作成したバイオバルブを肺動脈弁位に移植した。術後、移植後急性期に心エコーでバイオバルブが良好に機能していることを確認した。F. 今後更に長期の移植を進めて組織形成過程を評価。最終的な目標の自家移植に挑む予定である。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (22件)
Circulation. Jul ; 86(1)(印刷中)
J Artif Organs Mar6(印刷中)
J Biomed Mater Res B Appl Biomater Jan ; 92(1)
ページ: 236-242
ページ: 156-160
J Biomed Mater Res B Appl Biomater Nov ; 91(2)
ページ: 813-818
J Biomed Mater Res B Appl Biomater Oct ; 91(1)
ページ: 320-328
J Artif Organs 12(1)
ページ: 40-46
J Biomed Mater Res B Appl Biomater Jul ; 90(1)
ページ: 412-420