研究概要 |
我々は生体3次元関節運動解析システムの開発に取り組み、人体の関節運動を解析するシステムを発展させ、今後の運動器医療に有用となる次世代画像検査、教材として臨床に実用化させること、病的関節の病態を解明することができた。 1. コンピュータープログラムを改良して解析スピードを上げることができるようになった。 2. 靭帯を含めた運動器の動きを3次元動画で表現できるようなシステムを開発した。 3. ソフトウエアプログラムとしてのユーザーインターフェイスを改良して一般の医師や理学療法士が使えるような「運動器3次元教科書ソフトウエア」を作成した。今後出版社を通じて公表してゆく予定である。 4. 頸椎症、前腕骨・上腕骨骨折後変形治癒などの患者の動態解析および精度調査を行い、英文科学論文8編を発表し、国内外学会で2回受賞した。 代表的論文:1.頸椎症3次元動態解析(Spine),2.橈骨遠位端骨折後変形治癒に対する矯正骨切シミュレーション(Clin Orthop Relat Res).3.上腕骨顆上骨折後変形治癒に対する矯正骨切シミュレーション(J Shoulder Elbow Surg) 受賞:1.第83回日本整形外科学会学術総会優秀演題賞,2.第65回アメリカ手の外科学会Emanuel B.Kaplan Award
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